ハチの活動は時間帯で大きく変わる
ハチは日中、気温が上がるとともに活発に活動し、巣の外へ出入りして餌を探し回ります。逆に気温が下がる早朝や日没後は、ほとんどのハチが巣の中に戻って休んでいる状態になります。この「活動の波」を理解しておくことは、駆除のタイミングを考えるうえでも、自分がハチに刺されないようにするうえでも重要です。
業者が「薄暮」の時間帯を選ぶ理由
多くの駆除業者は、日没前後の薄暗い時間帯(薄暮)に作業を行うことがあります。これにはいくつかの理由があります。
- ハチが巣に戻っている:日中は外に出ているハチが多く、駆除時に取り逃がしが増えます。薄暮であれば大半のハチが巣の中にいるため、一度の作業で駆除できる可能性が高まります。
- ハチの視力が低下する:ハチは暗い場所での視覚が弱く、薄暗い時間帯は攻撃性が下がる傾向があります。
- 気温が下がり動きが鈍る:気温の低下とともにハチの動きも鈍くなり、作業員が安全に近づきやすくなります。
早朝の駆除が選ばれるケース
薄暮と同様に、日の出前の早朝もハチの活動が低い時間帯です。周辺への騒音や人通りへの配慮が必要な住宅街では、早朝の作業を提案されることもあります。ただし早朝は視界が悪く、作業員側の安全確保のために照明を用意するなど別の準備が必要になります。
日中の駆除が避けられる理由
日中はハチの活動が最も活発なため、巣に近づいた時点で外から戻ってきたハチに気づかれやすく、集団で攻撃されるリスクが高まります。また、外に出ているハチを取り逃がすと、駆除後も生き残った個体が新しい巣を作ってしまうことがあります。緊急性が高い場合を除き、多くの業者は日中の作業を避ける傾向にあります。
自分で様子を見に行くときの注意点
「巣の大きさを確認したい」「本当にハチの巣か確かめたい」という場合でも、日中に不用意に近づくのは危険です。もし確認する場合は、ハチの出入りが落ち着く時間帯を選び、遠くから双眼鏡などで様子を見る程度にとどめましょう。巣に近づいて刺激すると、時間帯にかかわらず攻撃を受ける可能性があります。駆除の要否や時期の判断に迷ったら、写真を撮って専門業者に相談するのが安全です。